東洋医学では病気になる前の状態を未病(ミビョウ)とよびます。
そして未病の段階から対策をとるということが大切であるといわれています。
生活習慣が乱れたとき、様々な要因で環境が変わる時仕事が忙しくなった時など心に ちょっとシタ変調を感じることはよくあることです。ふつうはみな動揺してしまうも のです。
西洋医学(現代医学)では、気持ちの落ち込みを止める薬、不安感を止める薬、眠れ るようになる薬などなど、
血圧を下げる薬、検査数値の異常を正常にする薬などのよ うに断片的な判断から薬が使われるものです。
むろんその薬によって助かる人もたく さんいるでしょう。
すべて、からだの中のシステムはすべて連携しています。
不調が表れている部分だけ を薬で調整しただけでは心とからだの問題を継続的に解決することは難しいものでは ないでしょうか
。
東洋医学では、経絡というものがあり五臓六腑を相互に連絡しています。経絡の経は 縦の流れです。
経絡の絡は、横のつながりです。 頭の先から足の先までエンドレスに気血を滞ることなく流れるということが自然治癒 力を高めることになるのです。
ですからその周りがとても大切なのです。言い換えれば、不調の部分をその周りが補 って助けているともいえます。
例えば、手の指の腱鞘炎や前腕、上腕、手部の不調を治すには肩甲骨の周りのツボ( 天宗など)が重要になります。 下肢(膝や足部など)の不調を治すには臀部(環跳)エリアが大切になります。
不調 の局所だけニ鍼を施してもなかなか完治するものではありません。
そして、それとともに、背中の硬さをとります。つまり、脊柱の両側にあるツボを使 います。筋肉で言えば脊柱起立筋です。
そこは全身に分布する脊髄神経の出ていくと ころとも関係がするものです。首から仙骨部までの筋をやわらかくすることです。
ど んな症状、病気でも同じと考えます。背部兪穴は太極治療の基本穴ニなるわけです。 沢田流太極治療では、
また特に、背部脊柱起立筋にある、三焦兪(サンショウゆ)が 大切になります。この三焦というのは、原気、全身の機能の原動力となるところです 。
また、全身のエネルギーの発生源ともいえるところです。ここに気がみなぎれば自然 治癒力も高まるのです。
自然治癒力が高まれば、免疫力も上がり、風邪はもちろんコロナにも感染しないから だをつくっていくことにもなります。
沢田流太極治療では、そのほかに、肝兪、脾兪、腎兪、手首足首にある原穴。これら に施すことにより、全身に流れる気血を スムーズに流すのです。
頭の先から足の先までエンドレスに気血を滞ることなく流れるということが自然治癒 力を高めることになるのです。 頭痛、下痢便秘、のぼせ、足のだるさ、むくみ、自律神経のアンバランス、自律神経 の乱れなど自然ととれていくものなのです。
自然治癒力を高める
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